turbulence.

叫び通すだけさ できるだけ潔く

単独という名のユートピア-ズッフェス感想文-

「ŹOOĻ LIVE LEGACY “APOŹ”」、お疲れさまでした!1日目は現地、2日目はライビュ+両日の配信を購入しました。とうとうDAY2のアーカイブも終わってしまった…

まだまだ予断を許さない状況の中、無事に2日間の開催が叶ったことをとても嬉しく思います。

私はヒールという役割を気持ちいいくらいに全うするŹOOĻくんたちを、登場した時から割と好ましく思っていたけれど、だからこそ単独開催までを長く感じたし実施できて感慨深かった…!

中の人たちがブーイングを覚悟して臨んだ「REUNION」、無観客開催となった「/BEGINNING NEXT」を経て、ようやくŹOOĻを愛する人たちだけで埋め尽くされた景色を4人に見せてあげられて、本当に誇らしい最高の時間でした。

以下感想!


まず、開幕『Utopia』はズルい!まだフルで聞いたことないのですが!?!?
オープニングのパーカッションとダンサーのパフォーマンスでただでさえ気分が最高に盛り上がったところに、パッと現れるあの衣装を着た4人!「ブラホワ」のMVを彷彿させるAR演出!もう1曲目からお腹いっぱいだよ!!!!
メインのモニターやステージ内のLED、さらに配信ではそれを飛び出して武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナを飛び回る龍が、誰一人欠けることなく歩いて来れたŹOOĻくんたちを祝福しているかのようで、最初からもうめちゃくちゃに満足してしまいました。

ので、ここで一呼吸置かせてくれて良かった!笑
MC中にうちわを回収していくシステムが確立されたのが革命的。昴くんを筆頭に回し力が高い人たちばかりだったからこそでですね。

『RIDING』は「Źenit」では最後に収録されていたので、2曲目だったのは意表を突かれたけれど、仕切り直し感のある曲でもあったので納得。
ハンドクラップの一体感や、4分割されたメインモニターにそれぞれの姿が映るのを見て、改めてライブに来た~!と感じました!
2番で昴くん・こーちゃんと広瀬くん・こんさまで上手下手に分かれた時に、歌うこんさまの肩に手を置いてぴょんぴょんと跳ねる広瀬くんの孫みがすごい。
広瀬くんって、歌っている時もMC中もず~っとくるくるぱたぱたと楽しそうで、そこが他グループのどのキャラクターとも違ってはるちゃんらしいな~と思いました。「楽しませよう!」よりも「楽しい~~~~!!!!」が全面に来ている感じ。孫が楽しそうだと嬉しいもんな…(?)

最新曲から「REUNION」を何度も反芻した初期曲の『LOOK AT...』に繋がるのも良かった。「LIVE FOR TODAY!」を単独で浴びられて感無量…。

『Survivor』の「BLAST」イメージの殺陣もカッコよかった~!カメラ引きで見たい…!
ŹOOĻは他のグループと比べると再現するものが少なくて、わたしが「アイドリッシュセブンらしい」と感じる演出がそれほど出来ないな…と考えていたのだけれど、こういう“CROSSING×US!”のさせ方もあるんだ…!と感動しました!
特にCメロ前、大立ち回りでダンサーさんを全員横たわらせてŹOOĻの4人だけが“生存”しているアングルがめちゃくちゃ良い…推しが強いと興奮する…

それから『Poisonous Gangster』への繋ぎも天才!
バラバラのパフォーマンスをしているダンサーさんが続いて揃ったダンスを見せるところには、原作ストーリーで描写されているフラッシュモブを連想したし、「BLAST」の荒廃世界に渋谷の街が再建されていくのも、そこで満を持してデビューするŹOOĻ!という流れも見事!
そして、私が感じる「アイドリッシュセブンらしい」の真骨頂、アニナナ完全再現!!!!これを見るために私はアイドリッシュセブンのオタクをやっている!!!!
でもこのままだとこーちゃんとこんさんはバク宙をする羽目になるのでは…!とちょっとハラハラしました 笑 しっかり腰の入ったダンスをしていてすごかったです。

MCを挟んで、続いては『IMPERIAL CHAIN』
1日目、虎於くんとはるちゃんの「悠、行けるか?」「行ける!」のやり取りが良すぎる…と思っていたら、昴くんが全然行けていなくて草だったwww1番のAメロ、ちゃんと自分でリカバーできて偉い。2番は代わりに虎於くんの高笑いを円盤に収めてくれたらわたし得なのだけどどうかな…!笑
2番の歌割りがCDと大きく変わっていたのも、ダブルセンター時代と現体制のどちらも味わえたようで嬉しかった!
Cメロはカメラワークも良いし、虎於くんの「もっと俺だけを見てろよ Audiens!」でカメラを奪い返すのも良いんですか!?!?と、なった。はあ、格好いい…。

『4-ROAR』もドローンカメラが良かった~!アイドリッシュセブンのライブでドローンが出て来たのは初めてかな?
「/BEGINNING NEXT」の時と同じダンスをセンターステージの高台で踊るの、無観客開催のリベンジって感じで良かった…メインモニターの映像もあの時と同じだったね。ステージの上で反省会をしていたのが懐かしい。

そして、まさかのDJブースに☆Taku Takahashiさんが登場しての『Insomnia』!オペラグラスを覗き込んで、「本物だー!!!!」って興奮してしまった。m-floって呼んだら来てくれるんだ!?すご!?!?

ソロ曲のリミックスも良かったな~。曲数を数えなおした時に、「これはソロ曲やる余裕ないかも?」と思ったので、こういう形で楽しめて嬉しかった!贅沢!!
まあ、虎於くんの「求められてんのは本当のオレじゃない イメージと偶像のクラスター」をこんさま歌唱で生で浴びたら気を失っていたかもしれないし…後の楽しみということで…

『ササゲロ -You Are Mine-』はライブでこんなにガッツリとフィーチャーされる曲になるなんて思っていなかったな…ササゲロのことを好きすぎるオタクと、ちゃんとそれに応えてくれる演出…!
まず現地では電話のコール音が四方八方から聞こえてきてめちゃくちゃドキドキしたし、左ハンドル運転席に御堂虎於は解釈一致過ぎて夢に出て来た。ライブのキービジュ衣装が1つ前のアルバム曲であるで登場したのも意外で、ササゲロ…強…となった。
車の降り方やセリフやカメラワークの違いで、1日目と2日目を何回も見比べちゃう!

ここのMCで御堂虎於しか勝たん~!となった!!!!
1日目の「インパラ」がすっと出てくるのも良かったし*1、2日目は実在人物の下半身を有難がるノリにあまり笑えないでいたら、上手ががら空きになることを見越してだとは思うけれどこんさまだけそのノリに加わらなかったの本当…好き……虎於くんも男の尻は追いかけなさそうだし…
あと、ゲストをご紹介!の流れで最初に紹介するのが☆Taku Takahashiさんではなく車だったことにウケちゃった 笑

歌割りが変わっていた『Murky Oath』が日替わりなのも贅沢!
“「はみ出さず真っ当に生きなさい いつしか叶うさ」”、巳波は子役時代に言われていそう。
折り合いがつかなかったらすぐに家庭教師を変えててしまった両親のもとで育った虎於くんが歌う“My teacher said”も味わい深いし、“歪んだ正義抱え”も皮肉が効いていて唸ってしまう。
“オレが世界のどまんなか”が虎於くんに来ていたのも嬉しかった~!推しが!世界の!どまんなか!!!!

『Ache』はバラードだし暗い曲だから(言い方…)カットされたらどうしようと思っていたので、披露してくれて良かった…!
“こんな自分になる筈じゃないと 悔やんだりする”のこんさまの表情が切ない…。

まさか、ユニット曲が日替わりになるなんて思っていなかったから、1日目『Unbalance Shadow』が終わった後、嫌な予感はしつつもずっとペンライトをダークレッドとロージーブラウンから変えられなかったよ!笑
広瀬くんもこーちゃんも、寝転がって歌うのめちゃくちゃ大変だと思うのに、ずっと歌が上手くてすごかった…!
『Drift driving』は、昴くんに拡声器を持たせた人が天才だし、拡声器でも歌が上手いの流石すぎる。こんさまもラップで昴くんに引けを取らないの本当に偉い。車さんの再登場も、前のMCが伏線になっていたんだ…!って感じで良かった。

ライブの後半戦から登場した生バンドは、フードとマスクで顔を隠していたのがツクモらしい演出だと思いました。
楽器隊を「Future Notes Band」と名付け、最後にダンサーやコーラスの名前も紹介していたリヴァライとは対照的。

その生演奏に乗せてのBLACK TIGER!盛り上がる~!いま配信で見ながらこれを書いているのですが、もうライブに戻りたいもんな…
1番と2番の間奏、花道ですれ違うこーちゃんと広瀬くんが1日目はハイタッチ、2日目はカバディをしていてかわいかったw

『SUNRIZE』は、全然首を振りたかったのだけどスタンド席で遠かったし勇気がなくてできなかった…次こそは…!笑
そんなロックな部分とポップなサビが同居しているのが印象的な変わる曲だな~と思っていたので、アイドルらしくみんなで踊る振り付けがついたのが良かった!それぞれのソロダンスがあるのも良い!“アイドル”のŹOOĻが好きなので!
でも、1日目遠くだったからどんな振り付けだったのかよく分からなくて一緒に出来なかった…悲しみ…!
最後に床が割れるのもめっちゃカッコよかったです。

最後のMCはŹOOĻ中の人たちの関係性がよく出ていて永遠に見ていたくなっちゃった 笑

けれど、ここに来て『NEVER LOSE, MY RULE』をまだ残していたのがすごい!ŹOOĻ…曲が増えたねぇ…!
『ネバマイ』はメインステージで歌を聞かせつつダンサーが盛り上げていたけれど、『Bang!Bang!Bang!』はまさかの衣装早替えや床下LEDとARで盛り立てつつバチバチに4人で歌い踊るのが対照的で、クライマックス2曲だけなのに満足感がすごい…!まだアンコールもある…!!

アンコール1曲目は『ZONE OF OVERLAP』
この曲も「REUNION」の映像を繰り返し見ていて、そこではバラバラとメインステージに向かって行くのが印象的でしたが、今回は肩を並べてセンターステージに向かって行くのが対になっているようでエモい!
そして、ライブも終盤にも関わらずガッツリと振り付けがあり、最年長のこんさまが一番ジャンプの打点が高いの笑ってしまう。ありがたや…

そして、ラストが『No Sacrifice』なの悔しい~!今回のセトリ、新曲の『Utopia』が最初だったこととか『BLACK TIGER』が後半だったこととか、ユニット曲が日替わりだったこととか、全体的にオタクの逆張りをしました!みたいな印象でいけ好かなかったのですが(ええ…)、『No Sacrifice』がラストなのはセンスが良くて癪に障る!!!!わたしが思いついたことにならないかな!?!?笑

最後のMC、1日目は「気持ちが揺れ動いちゃいました」、2日目は「了さん見てるー?」と発言した広瀬くん。九条さんに「ファンに影響されるな」と教えられ、4部の最後で了さんを救った、はるちゃんのことを大切に思っているんだな~というのが感じられて、嬉しくなりました。
願わくば、またこの4人とライブで会えますように。そしてその時には大きな声で、ŹOOĻの名前を呼べたら良いな!

*1:昴くんはインスタライブで「アルパカ」と言っていたらしい 笑