「今日も狂くんが好きでした」
2016年4月5日。
人生で初めて、推しの卒業を経験しました。
わたしと風男塾との最初の出会いは、2次元の世界でした。
種村有菜先生の『風男塾物語』。ありなっち信者で、(女子ドルの推し欲しいな~)という、大二病的な自意識があったわたしが、これを読んで「風男塾すきになろう!」と決めるのに時間はかかりませんでした。
初めて風男塾を見たのは、たぶん2012年のニッポン放送のイベント。家族でリスナーなので、ラジオパークにみんなで行ってその時風男塾が何かのステージに出てた記憶が。
その次は神宮外苑花火大会。これは Aqua Timez が出るから、そっちが見たくてチケット取ったなあ。
この頃はまだ、風男塾一番目当てじゃなかったし、桃くん蓮さまくらいしか見分けついてなかったと思います。ただ、とても耳に引っ掛かる声の人がいるなあ、と感じたことは覚えています。
初めて行ったワンマンは2013年2月22日。
この時は(今にして思えば)珍しく全握で、狂くんが確か最後の方で、「好きです!」と一言告げるので精一杯でした。
初めての個別はその次の乱舞かなあ。狂くんに「声が好きなのでもっと喋って」って伝えたと思います。「俺無口だから~」って、困ったような顔させてごめんね。
ヨコハマパレード、地元で見た初めての狂くん。わははっの時にたぶんポジション間違えて、苦笑しながら片足でぴょんぴょんと立ち位置をずらしていたのを覚えています。
狂くんの、どのパートを歌っていても分かる歌声がすきでした。
コジくん健ちゃんと並ぶと特に目立つ、ぽてぽてとしたダンスがすきでした。
狂くんは踊っている時、いつもきゅっと口をへの字に結んで一生懸命な顔をするけど、最後の風ベントでのトモキミでは、ずっと絶えずに笑顔だったね。
浦正くんと絡むときに見せる、漫画みたいな口の形がすきでした。
いつ握手してもあたたかい、その掌がすきでした。
語尾が強くなって上がる『ありがとー!』の言い方がすきでした。
わたしよりも小さい身長がすきでした。 たまにしか来ない風男塾メールがすきでした。
らいらいも言ってた、優しい瞳がすきでした。
わたしが狂くんをすきでいたのは、狂くんの8年という歴史の中で、ほんの少ない期間でしかないけど、わたしだけしか知らない狂くんの思い出がたくさんあるよ。
記憶はどんどん美化されて、きっとわたしはいつか綺麗に忘れてしまうと思う。でも、少なくともあなたの卒業から1ヶ月経とうとしている今日も、わたしは狂くんが好きでした。
2次元と3次元の間で、あなたと手を繋げて本当によかった。
じゃあね!